今回は6日目と最終日を続けて書きます。
6日目のタイムテーブルです。
| 7時00分 | 出発 |
| 8時00分 | 北太平洋シーサイドライン |
| 9時40分 | 細岡展望台 |
| 11時10分 | なごやか亭 釧路新川店 |
| 13時30分 | 浦幌神社 |
| 15時00分 | 豚丼のとん田 |
| 15時40分 | バイクステーション帯広 |
最終日のタイムテーブルです。
| 7時00分 | 出発 |
| 10時40分 | 支笏湖 |
| 14時00分 | イオン苫小牧 |
| 16時30分 | フェリーターミナル |
北太平洋シーサイドライン:海と牧草地を駆け抜ける絶景ロード
8月30日、北海道ツーリング6日目。天気は曇り時々雨、気温は20度前後。

まず走り出したのは北太平洋シーサイドライン。北海道の定番ツーリングルート「オロロンライン」とは雰囲気が異なり、海岸線のアップダウンと雄大な牧草地を同時に楽しめる道です。交通量が少なく、景色を眺めながらのんびり走れるので、ライダーにとって理想的なコースと言えます。途中で海を眺めながら休憩を入れつつ、釧路方面へ進みました。
住所:北海道厚岸郡浜中町恵茶人
アクセス:根室からバイクで約1時間
見どころ:アップダウンやカーブのある海岸線道路
日本最大の湿原「釧路湿原国立公園」へ

釧路に到着後、最初に訪れたのは日本最大の湿原釧路湿原国立公園。総面積は約220平方kmと東京23区を超える広さを誇ります。湿原には特別天然記念物のタンチョウも生息し、まさに貴重な自然の宝庫です。

細岡展望台へは未舗装路を通る必要があるため、大型車やライダーは注意が必要です。しかし、その雄大な景色は訪れる価値があります。
メガソーラー問題など、何かとニュースで取り上げられている場所ですが、大切で貴重な動植物が生きているこの地を人間の手によって荒らすことは、どんな理由であってもしてはならないことだと、この地を訪れて改めて実感しました。

湿原の周辺には複数の展望台があります。
釧路市湿原展望台が有名ですが、湿原との間に木々があるようで、眺望はあまり期待できないようです。しかし、博物館が併設されているので、そちらがメインとなるようです。
住 所:北海道釧路郡釧路町達古武22−24
アクセス:釧路駅から約40分
H P :http://www.kushiro-shitsugen-np.jp/tenbou/hosooka/
見どころ:釧路湿原と釧路川の蛇行を一望できる大パノラマスポット。
釧路グルメ:回転寿司「なごやか亭」で新鮮な海の幸

釧路市内で昼食に選んだのは、地元で人気の回転寿司チェーンなごやか亭。店内は清潔感があり、スタッフの対応もとても丁寧。
寿司ネタはどれも大きく新鮮で、特にネギトロ、サーモンやホタテは絶品でした。北海道の回転寿司はレベルが高いとよく言われますが、それを実感できる一軒です。
住 所:北海道釧路市新川町15−18
アクセス:釧路駅から車で6分
H P :http://www.mitsuboshi.net/nagoyakatei/
営業時間:11:00 ~ 22:00(ラストオーダーは21:30)
定 休 日 :無休
ライダー必見!「バイク神社」として有名な浦幌神社

次の立ち寄りスポットは、釧路から帯広方面へ向かう途中にある浦幌神社。ここは交通安全祈願で知られる神社で、ライダーやサイクリストから“バイク神社”と呼ばれています。

バイク用の御守やステッカー名刺を奉納して安全祈願できるスペースがあり、旅の途中に立ち寄るライダーが多い場所です。筆者もここで旅の安全を祈願し、名刺を奉納しました。
名刺は、神社に用意されていますし、もちろん自身の名刺でも大丈夫です。
住 所:北海道十勝郡浦幌町東山町18−1
アクセス:浦幌駅から5分
H P :http://www.urahorojinja.org/
参拝時間:8:00~19:00
見どころ:交通安全を祈願する珍しい形式の奉納所がある。
帯広名物「豚丼とん田」で感動の一杯

帯広に到着して向かったのは、十勝豚丼の名店とん田。
十勝豚丼で一番有名と言っても過言ではないかもしれません。
15時半頃の訪問でしたが、すでに行列ができていました。ただ回転が早く、あまり待たずに入店できました。

とん田の豚丼は、一枚一枚丁寧に切った豚肉を特製ダレで焼き上げたもの。注文したロース・バラ盛り合わせはボリューム満点で、口に入れた瞬間に広がる旨味が格別でした。正直、人生で一番美味しい豚丼でした。帯広を訪れるなら必食です。
住 所:北海道帯広市東10条南17丁目2
アクセス:帯広駅から車で7分
H P :http://butadonnotonta.com/
営業時間:11:00 ~ 18:00
定 休 日 :無休
宿泊は「バイクステーション帯広」へ
この日のゴールは「バイクステーション帯広」。稚内でも利用した施設と同じく、レッドバロンが運営するライダー専用の宿泊施設です。(写真撮り忘れちゃいました・・・)値段や設備も稚内と一緒ですね。
ここは、国道沿いにあるレッドバロン帯広に併設されている施設になり、稚内とはまた違った雰囲気があります。屋根付きの駐車場があり、道を挟んでコンビニもあるため、利便性がとても高いです。
到着してすぐお風呂に入り、溜まった洗濯物を洗って身支度を整えました。この日は宿泊者があまりいなく食事中も人に会わず少し寂しかったですね。
住 所:北海道帯広市西10条北1丁目2
アクセス:帯広駅から車で8分
H P :https://www.redbaron-bikestation.com/
※ 詳細はHPへ。
最終日は日本屈指の透明度を誇る支笏湖へ
2025年8月31日、気温20度、天気は曇り。
北海道ツーリングもいよいよ最終日。この日は、帰りのフェリーが18:45発(苫小牧港)。
フェリーの受付は16時30分までに済ませる必要があるため、時間に余裕を持って動きます。
朝7時、バイクステーション帯広を出発。連日の走行で体力も限界に近づいていたため、この日は無理せず、最後の観光地は1か所だけに絞ることにしました。
選んだのは、透明度の高い美しい湖として知られる「支笏湖(しこつこ)」です。

帯広からはおよそ3時間の道のり。途中で小休憩をはさみながら、ゆっくりと走ります。
支笏湖は、日本で2番目に深い湖であり、日本最北の不凍湖としても知られています。

筆者が訪れた日はあいにくの曇り空でしたが、天気の良い日には湖底まで見えるほどの透明度を誇り、カヌーやSUPなどのアクティビティも人気です。
湖畔には「支笏湖ビジターセンター」があり、地質や自然環境に関する展示を見ることができます。
ツーリング中の休憩にもぴったりで、走り抜けた日々を思い返すのにもいい時間でした。
住 所:北海道千歳市支笏湖温泉
アクセス:苫小牧フェリーターミナルから約40分
H P :http://shikotsukovc.sakura.ne.jp/
営業時間:9:00~17:30
定 休 日 :無休
フェリーで本州へ|北海道ツーリングを終えて
支笏湖を後にし、一路苫小牧へ。
フェリーの時間まで少し余裕があったので、お土産を買いにイオン苫小牧店へ立ち寄りました。
イオンはフェリーターミナルからアクセスがよく、北海道限定のお菓子や地ビールなども充実しているので、出発前の買い物に最適です。
また、苫小牧フェリーターミナル内にも「Memoria(メモリア)」というお土産ショップがあり、船内に持ち込める軽食やお土産もそろっています。
最後まで北海道らしい雰囲気を感じながら、出航の時を待ちました。

18:45発のフェリーに乗り込み、いよいよ北海道とお別れ。
走り抜けた約1週間を振り返ると、「1週間では全然足りない」というのが正直な感想です。
今回は限られた日程の中で主要なエリアを回りましたが、道東や道北にはまだまだ魅力的な場所がたくさんあります。
次回訪れるなら、もう少しゆっくりと、自然や食、温泉をじっくり味わうツーリングをしてみたいですね。
社会人ライダーにとって長期休暇は貴重ですが、もし初めて北海道を走るなら、今回のような「時計回りルート」がおすすめです。
効率よく主要エリアを回れる上、天候やフェリー日程の調整もしやすいですよ。

これで、筆者の北海道ツーリングレポートは完結。
またツーリングで北海道に訪れるのが楽しみです。



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